2020年11月9日(月) 《岡山県北の旅 3日目:湯郷温泉で その6》トランプとレディーは紅葉のきれいな「
美作(みまさか)市総合運動公園」でひと休み中。
トランプはただいま久しぶりの枝かじりにいそしんでいます。




楽しい気持ちがこみあげて、ゴロンゴロン。




満足したようです。
湯郷(ゆのごう)温泉の西の端にある「鷺湯(さぎゆ)公園」へ移動しました。
この公園はトランプやレディーには関係なく、私たちが訪れたかった公園です。
湯郷温泉は最後の遣唐使として唐に渡り、幾多の苦労の末、帰国なさった円仁法師(慈覚大師)が西国巡礼の途中、一羽の白鷺が脚の傷を癒しているのを見て、温泉を発見されたのがその由来とされていますので、鷺湯公園という名称はまことにこの地にふさわしいものですが...
実は...この公園には別名があるのです。それは...

梅干し公園!
モニュメントの巨大さがおわかりいただけるでしょうか。

「なんでやねん!」と繰り返しツッコみたくなる景観。

公園自体は日本庭園風でよく整備されています。

休憩所でひと休み。

ところで、この梅干しはなぜここにあるのか、調べてみました。
日本書紀に続く平安初期の史書、続日本紀(しょくにほんぎ)に美作国(みまさかのくに)が西暦713年に建国されたという記述があり、それにちなんでここ美作市で2013年、「
美作国建国1300年」を記念するイベントが数多く開催されました。
そのイベントのひとつとして「
Mother Art Festival 2013」が開かれ、それに参加なさった
造形美術のアーティスト、佐藤史仁(さとう・ふみひと)さんが制作、出品なさったのがこの巨大な梅干しとのことでした。

午後4時ごろ、今夜もお世話になる
「ワンコ家 竹亭(ちくてい)」さんへ戻ってきました。
昨日同様、お楽しみの夕食はお部屋でいただきました。
松茸の土瓶蒸し、岡山和牛のすき焼き、ずわい蟹のかに酢など豪華なお料理が並んでいますが、この後もさらに数品のお料理が運ばれました。
真ん中にあるお魚は「ひらめの甘露煮」。岡山県北部ではアマゴを「ひらめ」と呼ぶそうで、アマゴを骨まで食べられるようやわらかく煮てあります。思ったよりもあっさり味でおいしかったです。
昨夕と同じく「おいしいものを提供しよう。」という料理長の気迫が感じられる夕食。
きれいに平らげて、大満足。たいへんに、ごちそうさまでした。

今日はよく歩きました。
早い時間からみんな、熟睡したのはいうまでもありません。