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バーニーズがやってきた!

バーニーズ・マウンテン・ドッグの子犬がわが家にやってきました!バーニーズと暮らす日々を写真中心にご紹介します。

赤いトンボたち

2009年8月27日(木)

今日の午後も秋の訪れを感じさせる涼しさ。
長めのお昼寝から覚めたトランプはご機嫌です。

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たわむれに帽子をかぶせてみました。嫌がりません。夏の午後の退屈しのぎです。

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《蛇 足》

自宅の向かいに池があるのですが、初秋の時期には池の上をたくさんの「赤いトンボ」が群れをなして飛び回ります。

彼らは見たところ、アカトンボのようです。

しかし、よく見ると頭部は赤いのですが胸部や腹部は黄色がかっていて、全体としてはからだがオレンジ色です。

また、アカトンボに比べてからだつきも少しガッチリしています。

さらには、長時間続けて飛ぶことが可能です。
赤とんぼの歌にあるように竿の先にとまるようなことはまれで、いつまでも飛び続けています。

このトンボは「ウスバキトンボ」で、アカトンボとして知られる「アキアカネ」とは別の種。
さらには1年を通じて日本で暮らしているのではなく、迷入種(めいにゅうしゅ)です。

ウスバキトンボは熱帯や亜熱帯、おそらくは東南アジアか、南西諸島あたりから、なんと海を渡って春に日本に飛来します。

そして、羽化までわずか1か月あまりという早いライフサイクルで、日本の気温の高い時期に数世代繁殖をくりかえします。

ところが、ウスバキトンボの卵やヤゴは日本の厳しい冬を越すことができずに、絶滅するのです。

動物の世界では、数が増えすぎたなどの理由で、本能につき動かされてそれまでの生息地を捨て、環境の異なる土地に移動する、というのは珍しくありません。

けれども、このトンボのように大昔から毎年、大海を渡って、異郷の地に移住して、数世代を繁殖し、そして毎年絶滅する、というのは実に凄絶(せいぜつ)な生命の形です。

ウスバキトンボが、休むことなく力強く飛び回る姿は、風を受けて飛ぶグライダーを連想させます。

その抜群の飛翔力で海を渡ってきた彼らは、自分の子孫がすべて滅び去ることを知っているのでしょうか。

そうそう、考えてみると彼らにもチャンスはありますね。
このまま地球温暖化が進めば、ウスバキトンボが日本に定着できる日も来ることでしょう。
そのとき、私たちはどうなっているか分かりませんが。

彼らはその日を楽しみに、毎年、毎年、私たちには無駄に思えるような営みをくりかえしているのかもしれません。

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