
2019年9月16日(祝) 《後篇》
トランプとレディーは「有馬富士(ありまふじ)公園」にいます。
トランプが休憩所で休んでいるあいだ、レディーだけがお散歩中です。

なぜ、いつもとはまったく逆の事態(つまり、レディーを残して、トランプだけがお散歩をするのがいつもの習慣です。)になったのかを、レディーの単独行の写真をご覧いただきながらお話ししますと...
茂みや藪の中を探索するのが大好きなトランプが、林の中の茂みに上半身を突っ込んでいたのですが...
慌てたようすで茂みから跳びだしてきて、子犬が自分のしっぽを追いかけてくるくる回るような動作をしはじめました。
トランプは子犬のころからそのような動作をあまりしなかったうえ、トランプの目を見るとパニックになっています。
私たちにはいったい何が起こったのか分かりません。

そのとき...トランプのしっぽにとりついている大きな1匹のスズメバチを発見!
あわてて素手で(!)払いのけましたが、そんなことで攻撃をやめるスズメバチではありません。
そこからは繰り返し繰り返し、執拗にトランプに攻撃を加えるスズメバチを追い払いながら、ほぼ全力疾走。
100mほども走ったでしょうか、ようやくスズメバチは威嚇するような羽音をたてて私たちのまわりを1周すると帰っていきました。

どうもトランプが茂みの中にあったスズメバチの巣を壊したのが攻撃のきっかけになったのではないかと思います。
「ドラゴンを倒した騎士は、手柄話をするたびにドラゴンの巨大さを誇張していく説」ではありませんが...
あのスズメバチは体長が5㎝近いように見えました。

トランプは後ろ足を引きずって歩いています。
さいわいすぐそばに休憩所があったので、そこで一息入れることに。

するとトランプはいすの下に入って、横たわり、動こうとしません。
そのために上でご覧いただいたようなレディーの単独散歩となったのでした。

横たわるトランプのからだを観察しながら、スマートフォンで「スズメバチ」に刺されたときの症状と救急処置について検索。
私たちが襲われたスズメバチの種類はオレンジ色も禍々しい「オオスズメバチ」のようです。
自分たちの車をここまで乗り入れることは困難、ということでこのままトランプを見守ることに決めました。
鼻の乾き、呼吸の規則正しさ、眼の反応、四肢の震えなどの変化を見逃さないようにして。

この後、たまたまパークセンターの職員さんが通りかかられたので、状況をお伝えしました。
職員さんはスズメバチの巣の位置などを把握しておられ...
「1年のうちで、今が最も凶暴な時期なんですよ。」
と教えてくださいました。
また、トランプを「運搬」するために、パークセンターで軽トラックを貸していただくこともできる、とのこと。
お話を聞くだけで、心強かったです。ありがとうございました。

トランプの後ろ足のどこかに刺された跡や腫れがないかと時間をかけて詳細に調べましたが、どちらも見つかりません。
実は逃げる途中、トランプのリードを持っていた人もトランプの仲間と見なされたのでしょう、ふくらはぎをジーンズの上から(!)刺されました。
ジーンズをまくり上げてみると...小さい針の跡があり、刺されてから1時間ぐらいはチクチク系の痛みがあったようです。しかし、その後も腫れることはありませんでした。

レディーはこの状況を理解しているのかどうかは別にして...熟睡してしまいました。
この点はレディーの長所だと思うことにしましょう。


もういびきをかいています。

落ち着いてから考えてみると...
あのときはトランプにしがみついているスズメバチを無我夢中で、素手で払っていましたが、そのときに私も刺されなかったのが不思議なくらいです。
また、襲ってきたスズメバチが複数だったら、おそらく全員が被害を受けたにちがいありません。
さらにはトランプがもっと小柄なワンコだったら...
そう考えると...この程度の被害ですんだのは不幸中の幸いでした。
さて横たわってから3時間近くたったとき、トランプが突然立ちあがり...

歩く意思を示しました。
それじゃあ、ということで、いつもよりゆっくり歩いて帰ることに。

まだ後ろ足が気になるようですが、斜面も力強くのぼっています。

もう少しで駐車場。
帰ったら、トランプをよしよししながらお昼寝でもしますか。ふぅ。

トランプとレディーは「有馬富士(ありまふじ)公園」にいます。
トランプが休憩所で休んでいるあいだ、レディーだけがお散歩中です。

なぜ、いつもとはまったく逆の事態(つまり、レディーを残して、トランプだけがお散歩をするのがいつもの習慣です。)になったのかを、レディーの単独行の写真をご覧いただきながらお話ししますと...
茂みや藪の中を探索するのが大好きなトランプが、林の中の茂みに上半身を突っ込んでいたのですが...
慌てたようすで茂みから跳びだしてきて、子犬が自分のしっぽを追いかけてくるくる回るような動作をしはじめました。
トランプは子犬のころからそのような動作をあまりしなかったうえ、トランプの目を見るとパニックになっています。
私たちにはいったい何が起こったのか分かりません。

そのとき...トランプのしっぽにとりついている大きな1匹のスズメバチを発見!
あわてて素手で(!)払いのけましたが、そんなことで攻撃をやめるスズメバチではありません。
そこからは繰り返し繰り返し、執拗にトランプに攻撃を加えるスズメバチを追い払いながら、ほぼ全力疾走。
100mほども走ったでしょうか、ようやくスズメバチは威嚇するような羽音をたてて私たちのまわりを1周すると帰っていきました。

どうもトランプが茂みの中にあったスズメバチの巣を壊したのが攻撃のきっかけになったのではないかと思います。
「ドラゴンを倒した騎士は、手柄話をするたびにドラゴンの巨大さを誇張していく説」ではありませんが...
あのスズメバチは体長が5㎝近いように見えました。

トランプは後ろ足を引きずって歩いています。
さいわいすぐそばに休憩所があったので、そこで一息入れることに。

するとトランプはいすの下に入って、横たわり、動こうとしません。
そのために上でご覧いただいたようなレディーの単独散歩となったのでした。

横たわるトランプのからだを観察しながら、スマートフォンで「スズメバチ」に刺されたときの症状と救急処置について検索。
私たちが襲われたスズメバチの種類はオレンジ色も禍々しい「オオスズメバチ」のようです。
自分たちの車をここまで乗り入れることは困難、ということでこのままトランプを見守ることに決めました。
鼻の乾き、呼吸の規則正しさ、眼の反応、四肢の震えなどの変化を見逃さないようにして。

この後、たまたまパークセンターの職員さんが通りかかられたので、状況をお伝えしました。
職員さんはスズメバチの巣の位置などを把握しておられ...
「1年のうちで、今が最も凶暴な時期なんですよ。」
と教えてくださいました。
また、トランプを「運搬」するために、パークセンターで軽トラックを貸していただくこともできる、とのこと。
お話を聞くだけで、心強かったです。ありがとうございました。

トランプの後ろ足のどこかに刺された跡や腫れがないかと時間をかけて詳細に調べましたが、どちらも見つかりません。
実は逃げる途中、トランプのリードを持っていた人もトランプの仲間と見なされたのでしょう、ふくらはぎをジーンズの上から(!)刺されました。
ジーンズをまくり上げてみると...小さい針の跡があり、刺されてから1時間ぐらいはチクチク系の痛みがあったようです。しかし、その後も腫れることはありませんでした。

レディーはこの状況を理解しているのかどうかは別にして...熟睡してしまいました。
この点はレディーの長所だと思うことにしましょう。


もういびきをかいています。

落ち着いてから考えてみると...
あのときはトランプにしがみついているスズメバチを無我夢中で、素手で払っていましたが、そのときに私も刺されなかったのが不思議なくらいです。
また、襲ってきたスズメバチが複数だったら、おそらく全員が被害を受けたにちがいありません。
さらにはトランプがもっと小柄なワンコだったら...
そう考えると...この程度の被害ですんだのは不幸中の幸いでした。
さて横たわってから3時間近くたったとき、トランプが突然立ちあがり...

歩く意思を示しました。
それじゃあ、ということで、いつもよりゆっくり歩いて帰ることに。

まだ後ろ足が気になるようですが、斜面も力強くのぼっています。

もう少しで駐車場。
帰ったら、トランプをよしよししながらお昼寝でもしますか。ふぅ。



